グラフィックデザインの実務では、割と多く依頼されるのが「手描き風で」という依頼内容です。
”手描き風”と言っても方法はたくさんあり、表現もさまざまです。
これから解説する方法はあくまでその1つにすぎませんが、実務で私が割と良くクライアントに提案する方法を紹介しますので、チャレンジしてみましょう。
まずは、”手書き風”にする素材を用意します。(今回はパンダの顔を手書き風でロゴマークにしたいと言う案件内容とします)
画像が用意できたら、ツールボックスにある「鉛筆ツール」を選択しラフに輪郭線を作成していきます。
輪郭線ができたら、線を太くして”線端”と”角の形状”を丸くカーブに設定しましょう。
”線端”と”角の形状”の設定が完了したら、オブジェクト全体を選択し、「スムーズツール」で、気になる線をなぞってみましょう。スムーズツールを使用することで不自然な線が、滑らかな線になるので、なぞって整えてみましょう。
スムーズツールで整えると、このようになります。角や不自然さがなくなりました。
さらに手描き風にしていくために、オブジェクトの全体を選択して「効果→パスの変形→ラフ」を設定してみましょう。ラフを設定することにより手描きの印象がさらに強くなります。(サイズと詳細の数値は上記を基準に、状況を見て複数回調整うをしてみましょう)
最後は、カラーを決めて、屋号を入れればロゴマークの完成になります。この際に書体はクライアントにヒアリングした内容をしっかり読み取り、ロゴマークとの世界観をマッチさせる意識で選択しましょう。
意外に簡単にできるので、今後は自分で人物などにもチャレンジしてみましょう。
ある程度コツが掴めると、クラウドソーシングでイラストだけで販売することも可能です。ロゴやショップカードなど様々なスキルと組み合わせてもOKです。
このように、自分の注文窓口を広げて、案件獲得の確率をどんどん上げていきましょう。