特別編_04 あなたの住む都道府県のマップを作ろう

グラフィックデザインのお仕事では、けっこう大変だけれど、1つ作るととても達成感のあるデザインとしてマップがあります。

マップと言ってもカリキュラムで作成したような小さなマップではなく、B3サイズ程度の大きなマップで、よく観光案内所に行くと置いてある「観光ガイドマップ」や「お散歩マップ」になります。

大きいサイズのデザインになると、少し気おくれしてしまうこともありますが、何日もかけて作る作品はものすごく勉強になり、精神的にも体力的にも大きく成長することができます。

また、イラストレーターの技術をふんだんに使用し、1つ作ると”まとめる力”や”提案する力”がつきます。

是非チャレンジしてみましょう。

制作サイズ

B3

364×515mm

加工

ジャバラ・外6つ折りクロス二つ折り

※自分でフォーマットを作りましょう

制作内容

あなたの住む都道府県の魅力を伝える観光マップを作成してみましょう。

もちろんターゲットは観光客。

参考例(ラフ)

マップデザインはラフが特に大切です。

理由は情報量が多いので、1番初めにどこに何を配置するかをしっかりと想像しながらラフを作成する必要があります。

自分が観光客になったつもりで、どのような情報があると親切なのか、地域を魅力的に伝えることができるのかを考えながらラフを作成してみましょう。

こちらは裏面のラフになります。

どこをピックアップしていくかはあなた次第ですが、観光客がいきたい場所やメインになる場所というのはある程度その都道府県でも決まっているはずです。

そこに注目しながら考えてみましょう。

素材について

実際世に出回るような観光マップであれば、写真の使用許可などが必ず必要になりますが、今回は個人的な勉強としてマップを制作しますので、特に許可などは必要ありません。

ただし、もしネットなどに制作サンプルとして載せる場合は許可が必要になりますので、極力地域の写真は無料サイトで探してみたり、自ら足を運んで写真を撮ってみたりしましょう。

またもしどうしても使いたい写真がどこかのサイトにある場合は、一言メッセージをし、使用許可をいただくのも手です。その場合はサイトなどにアップしてもいいかも聞くといいでしょう。

このように様々な方に連絡したりなどもグラフィックデザインのお仕事です。

デザイナーは制作兼営業でもあるのです。

進行方法についてはお任せしますので、自由に素材を集めていきましょう。

(悩んだり困ったことがあれば遠慮なく講師に質問してください)

アイコン&イラスト素材について

アイコンやイラスト素材は無料サイトでもあるかもしれませんが、もしかすると探すのに苦労するかもしれません。

その場合は自らアイコンを作成してみましょう。

実際の現場ではアイコンを作成することは普通にあります。

アイコンを作成できるスキルがあると今後の活動にとても重宝します。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、意外と面白いもので、どんどん作るのが楽しくなります。

完成までかなりの時間が掛かると思うので、隙間時間を利用してコツコツ作業を進めていきましょう。

制作の流れ

  1. ラフを作る(1度添削させてください)
  2. 素材を集める
  3. ひたすら作り込む